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ザックスくん

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死神の名付け親

 こんな感じだよ。まだ終わらない。
  3冊めに入ったらどうしよう……ってしています。


 
 
深夜にキラは目を覚ました。
静かな夜だった。
何か幸せな夢をみていた気がして、キラはふと、隣を見た。
確かアスランと一緒に眠ったはずなのに、ベッドにキラは一人で、隣に温もりはない。
まるで始めからキラひとりで眠っていたかのように、人がいた気配すら残ってはいなかった。
――アスラン、トイレかな……。
しばらく半身を起こして待っていたが、戻って来る様子はない。
カーテンの間からは、人工の月が爪のような形をしていた。
人工の月ですら、満ち欠けを意識して作られている。
そして、どこかで見たことがあるような、その形を、キラは吸い込まれるように見つめていたが、不意に人の話し声が聴こえた気がして、ゆっくりと下の階へと降りた。
下の階の奥のリビングから、かすかな明かりが漏れている。
アスランだろうかとドアに近づいたとき、コーディネイターのキラの聴力は、ハッキリとした母親の声をとらえて立ちすくんだ。
「プラントなんて無理よ! だって私達はナチュラルなのよ?!」
必死に抑えた、悲鳴のような声だった。
「分かって頂戴、そればかりは出来ないわ」
「――キラはコーディネイターだ。無理ではない。預けたときから、何度も言ってきたはずだ」
「無理よ! 私達はナチュラルなのよ? どうやって生活して行けって言うのよ! これ以上、無茶な事ばかり言わないで! 今まで出来る事は、すべて従って来たはずよ! あの子、中心に生きてきたのに!」
 必死なカリダに応じる男の声は、ひどく抑揚のない、冷たい声音で――その声を、キラは知っている気がした。
「では、キラだけプラントで生活させる。キラは普通のコーディネイターではない。世話人は親族が良いというヴィァ・ヒビキの希望に従ったが、今思えば初めから適当なコーディネイターの親を宛がい、プラントに上手く隠すべきだった」
「そんな……じゃあ、私達はどうなるの? あの子と離れて、私達に利用価値がなくなったら――あなた、あの人を殺すんでしょ?」
「別に殺すわけではない。彼の寿命はとっくに尽きている。それをただ、わたしの監視下に置いているだけだ」
「主人は生きてるわ! だから殺さないで……連れて行かないで!」
主人と言う事は、キラの父、ハルマの事だった。
その寿命が、すでに尽きていると言うのだ。
ヒステリックに泣く母は、誰と話をしているのだろうか?
キラは立ちすくんだまま、動けない。
「まだキラには養い親が必要だ。だが、そのキラを情緒不安定にさせているのは、おまえ達の責任ではないか。おまえは母親の役割を果たしてはいない。わたしとの約束を守ってはいない」
「そ、そんな事はないわ。ちゃんと食事を与えて、面倒をみているのに、どうして!」
「キラには、ヴィア・ヒビキの記憶がある」
瞬間、キラの母、カリダが息を飲むのが分かった。
「そ、んな、馬鹿な……あんな生まれたばかりの赤ん坊が、ヴィアを覚えているなんて有り得ないわ」
「……それだけではない。『もうひとり』の記憶もある」
「そんな……そんなはず、ない。だって……ありえないもの。一度も会わせてはいないのよ、だからオーブではなく月を選んだと言うのに」
カリダの声は震えていて、嗚咽を含んだ涙声になっていた。
こんなにも母親が苦しんでいた事を知ったキラは、縫い止められたように、その場から動けなくなってしまった。
それでも、コーディネイターの聴力は、囁くような母のつぶやく声を拾ってしまう。
「私の他に一体誰が、あの子の面倒を見るって言うの? あんな子の面倒、私たち以外無理だったはずよ!」
耐え切れないという荒い息遣いまで、キラには鮮明に聴こえ、思わず両手で耳を塞いだが、それでも音を拾ってしまう。
「――親から、まともな愛情を与えて貰えていたなら、生まれて間もない僅かな記憶など、容易く消し飛んでいただろうに」
冷たい声とともに衣擦れがし、次いで小さな悲鳴があがった。
「だったら私も殺すの?! この死神、人殺しっ……! こっちへ来ないで!」 
サイドボードに飾ってある、コレクションのグラスを投げたのだろうか。
続けざまに硝子の飛び散る破壊音が響いた。
そして、しばらく沈黙が続き、女のすすり泣きだけが残った。
「今日のところは退散しよう。キラには上手く言っておいてくれ」
急に名前を呼ばれたキラの心臓は、大きく鼓動していた。
やはり、この声に聴き覚えがあった。
まさか――。
何度も打ち消しながら、一歩ずつを踏みしめる。
そこにいたのは――まさか。
息を殺してドアの隙間から、薄暗いリビングを覗き見たとき、丁度黒い影が『閉じたままの硝子窓』を擦り抜けて外へと出て行くところだった。
翻る黒いマントから垣間見えた髪は、夜と同じ色。
――そして、その上に掲げられた白銀の大鎌。
まるで今日の月と同じ形。
――知っている。
そう思った瞬間、体の力が抜け、キラはその場に膝をついた。
嫌な汗が額を伝って、床に丸い染みを作った。
その低くなった視界には、両手を床につき、すすり泣く女性の姿が映った。
それが自分の母親だと認めたとたん、キラはその場に昏倒した。
目を閉じた世界は、ただ一つの光のない真っ暗の闇だった。

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イベントのこと

8月の夏コミのイベント委託の予定はないです。

いつもお世話になっている、あさかさんがご多忙のため
来年の5月までおやすみです。

どなたか、委託をお願いしたいと思ったのですが
ふわふわ活動しているので
お友達がいないのです。

8月に出す予定だったのは、通販で出しますね。

死神の名付け親 です。

/(^o^)\ まだ全部出来てないです。がんばる。


あと、これからの予定は。

出来るだけ、枯れないように作っていきたいなあって思っています。

本を作るって目標があると、それに向かっていくものだったのかなあ?って感じで
今はまだ、よく分からないけど、これからどんなふうにするか模索中です。

っていうか、ʅ(◉∀◉)ʃ まだ、あまり考える余裕がないのが現状なので
決まらないのだけど。

書きたいお話があるので
それを消化して、形にできたらいいなあ。

って思っています。

枯れないように頑張らないと。

よろしかったら、見守ってください。


なので、出来次第、通販開けます。
なんか暗いお話になってしまって、うーうーってなっています。



 

おぼえがき プロバの更新の紙が家に届かないの。
もしも、HP消えたらしょっくだなあ。
http://www.mypress.jp/v2_writers/birdcage/

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スパコミさん

2日のスパコミさん、どうもありがとうございました。

おかげさまで部屋がすっきりしました。
お誕生日席って言葉を覚えたです。

(✿^o^✿)あさかさま、ありがとうございました。


新刊作れなくて後悔は残りますが
また頑張ります。

今度は、もっとコツコツしたいです。

色々、邪魔が入ったりで、去年から実はバタバタしています。

もっと頑張らないと。

作る作業って、集中しないと出来ないので、ひとりになれる時間を
もっと作らないとって思っています。

取り急ぎ、御礼まで。

キラたんの誕生日がきますね。
何かできたらいいな。

そいえば
お部屋のお掃除していたら、天使になるんだもん! が出てきて
もう内容忘れちゃったって思って読んでたら泣いてしまったです。
/(^o^)\ わーわー。はずかしすぎ

ダブルパロだったし、イマイチかなあって思っていたけど
表紙も可愛いくて
わたしはとっても気に入っています。(✿^o^✿)

1170003562_1.jpg

天なる2007年に書いたって書いてあったから
もう3年も前なのですね。
嘘みたい。

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イベント委託のお知らせ


5月2日のスパコミさんの委託物ですが

とある名付け親の死神は、無理でした。
ごめんなさい。

既刊のみになります。

5月2日 スパコミ

委託先 宝石箱さま
東5 ひ-1b

です。

人魚姫 と 2と baby Pinkをお願いしています。

全体的に少なめです。人魚姫は2の半分くらい。

しばらく一番上においておきます
250a43d0.jpg6b09962e.jpgbaby.jpg

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スパコミさん


5月2日のスパコミさんの委託物ですが

とある名付け親の死神は、無理でした。
ごめんなさい。

既刊のみになります。

5月2日 スパコミ

委託先 宝石箱さま
東5 ひ-1b

です。


とある――は、2冊組になりそうです。

連休中、引き籠って頑張ろうかと思っています。むむう。

スパコミの間は、お天気が良いようなので、良かったですね(*'-'*)
いいなあ。

都会に住みたい。
遠いところに行きたいです。

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なんとなく

無理っぽい気がする。

新しい本は
「とある死神の名付け親」

なのですが、間に合わないような気がしてきた。
もうちょっと頑張るけど

出来ても、製本の時間がない気がするるるるる

とりあえず、がんばるけど

既刊だけお願いするかもです。

人魚姫って2だけで手にとって貰えるのかなあ……。

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無配本 vanilla

すみません、今日頂いたご注文分で、作っていた無配本がなくなってしまいました。

ちょこちょこのほうも、差し上げたい方に差し上げられなくて
あああってなっていたのですが

Vanilla も今日分で終わってしまいました。

また作ったときにお入れしたいと思いますが、今回はここまでになります。
ごめんなさい。

今度から希望制にしたほうがいいのかなあって思ったりもしていて
わたしも、どの方に差し上げて、どの方にまだなのか
覚えていないので、そういうのも検討したほうがいいのかなあ?って
思っています。

っていうか、本が作れたらの話なのですが。/(^o^)\

いろいろがんばろう……うん。

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無配


無配の本。
前のも少しあるので、チョコホリックあたりを
ご注文いただくのを目安に
入れさせていただこうかと思っていますが。

厚さの関係で駄目だったらごめんなさい。



そういえば、ダブルチョコレートっていうお話を
ちょっとだけ書いていたみたいだけど

……/(^o^)\ 表紙までつくっていたみたいなのに!

たぶん、ちょこちょこの続編みたいな感じだと思うのだけど。

なんとなく、ノリ\(^o^)/ノリで始めていたような気がするのだけど。


数ページだけしか書いてなくて、しかもどんな話にするつもりだったか
忘れちゃった。

うううううううう*。+゚(ノωŎ。)
11490197.jpg

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無配無双(題名に意味なし

無配できた\(^o^)/できた。たぶん……。

変だったらごめんなさい。なんか手に力が入らないです。
低血糖??かと思って
慌てて飴を食べたけど、プルプル震えるのです。

おなかが空き過ぎてるのかなあ。

今日は節分ですね。

無配は↓ これ。表紙のキラたんが可愛いです\(^o^)/
11474710.jpg


50Pいったので、2つに分けました。
そのうち、2が出る予定(๑→‿ฺ←๑) 予定……。

でもでも、先の事は分からないので
全部やっちゃいたかったのですが

製本するだけの力が、わたしに残っていなかったのです。

でも、あとは組み立てだけなので
ほっとしています。

ご注文くださった全員の方にお入れするつもりですが
厚さの関係で、入らなかったらごめんなさい。

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Vanilla

嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああああああああああああああああ

もう、恥ずかしくて死ぬ。

あまあまって言うのに挑戦していたお話らしいです。

はずかしくて読み直せませんビェ─・゚・(。>д<。)・゚・─ン!!

なんていう試練なんだろう……。

t02200293_0240032010398782072.jpgもったいないから飲まないって思ったけど
栄養を頂くことにします。

以前、Vanilla 本にしてくださいって仰ってくださった方からも
ルシピアのキャロルを頂いたのでした。

初めてキャロルを差し入れで頂いたのも、初期のお客さんでした。
もう、5年か6年前になるのかなあ……。
良くしていただきました。

月日が経つのは早いものです。
皆さん、幸せに過ごされているといいなあ。

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