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なのなのとりかご @ 普通より遅くてもここがとりかご速報ですPAGE | 1 2 3 4 5 6 | ADMIN | WRITE 2015.08.04 Tue 17:50:26 暑いですねなんだか、もう一年プロバイダーを継続するようで
なんにもないけど、もう一年表紙だけの鳥籠サイトはありそうです。 下のほうで整体がーとか書いていますが なんだかすごくいい専門の先生がいらっしゃる病院に、あれから 行ったら(連行された)、全然治っていなくて、悪化していて、叱られて散々でした。 すぐに点滴と吸入って言われて、吃驚しました。そんなに悪くないと思ったのだけど 数値でみると、確かにひどかった。 薬を吸入する能力もなかったみたいなのですが、意外と元気です。 元気ですが、外出すると動けなくなるので病院以外どこにも行けない。 どこか遠くに行きたいです。 でも、前の病院より色々検査も多くて、自分の現実を知りました。 さみしいことです。 いや、でもでも元気なのになあって不思議です。 コメントくださった方、ありがとうございます。 また何か書けたらいいなあって思ってます。 PR 2015.04.10 Fri 15:06:37 桜桜も見ないうちに終わりそう。
あんまり、体調のこととか書いても仕方ないのだけど 病院治療であんまり効果が出ないので、漢方薬と整体+病院の薬で治そうとしています。 一日40錠以上飲むことになっていたのですが、結果、ずいぶん楽になりました。 漢方ってすごい。 整体ってすごい。 完治はしないまでも、楽になるということは凄いことではあるのだけど ここまでか、って先が見えちゃうと、それも億劫になってしまって 先週、サボりました。 結果、今週は翌日からだるくて仕方ありません。メンドクサイです。 桜も家からしか見られませんでした。 桜はニュースとかテレビの中でみて、キレイだなあってうっとりしています。 たぶん、映像の桜は自分の目でみるより美しいのでは?とか思ってしまった。 負け惜しみ?かもしれない。 久しぶりにちゃんとお化粧したら、頬と眼の周りに湿疹がフィーバーしました。 やっぱり無理だったか。 アレルギーって厄介だなあって思います。 2015.03.30 Mon 23:16:08 いろいろ2015.03.28 Sat 09:33:13 とりあえず、index画面変更入り口を変更したけど、ホームページの作り方を忘れてしまっていました。
重症ですね。 今ついている裏入り口とか本当は要らないので、そのうちはずします。 というか、今のプロバイダーの契約がどうなるのか分からないので いろいろ先行き不明です。 そういうのを考えるのがめんどくさくて、思考力が弱っています。 そういえば 整体の先生から、脳が重いって言われたのだけど 小説ネタをグルグル考えていたからかなあと思いました。 世の中は春で桜の季節ですね。 暖かくなるので嬉しいです。 また、ヘブンリーブルーの種を植えたいです。朝顔。 なんとか出来そうです。 実は今年はもう、植えられないかと思っていました。 来年は、ヒヤシンスをたくさん植えたいです。山盛りヒヤシンス。 ヒヤシンスの香りはすごくて、酔いそうだけど 素敵だなあって思います。 2015.01.21 Wed 20:08:18 ブログの使い方忘れちゃった2014.05.18 Sun 21:05:09 誕生日去年の誕生日の書きかけをつっついていたら
もう今年の誕生日がきたよ…!! おめでとうきらたん。 死神版の誕生日ネタを書いていますが、暗くなりすぎて困っています。 たぶん、書きたいこと(死神本編ラストのイメージ)が別にあって そっちに引っ張られてしまうんだろうと思います。 明るくしなきゃって、女の子陣を出して失敗。 トールとか友達を引っ張り出したら、キラが喋ってくれない。 まあ、分かるけれども。 ずっと時間の感覚が変で、あっという間に時が過ぎて行きます。 わたしだけなのかなあ…。 非常にこわい。 そういえば、テレビでブレイクブレイドをやっていますね。 登場人物の関係性は、種と似ているけれど みんな大人のせいか、落ち着いてみられるんだろうなって感じ。 映画版をすでに見ていて、漫画も知っているけれど 普通に面白いです。 2013.12.30 Mon 10:30:33 掲示板は終了します2013.12.26 Thu 01:30:55 CGIサーバーが落ちている。CGIサーバーが落ちちゃってる。
しばらくいじっていないので、IDとかも忘れちゃってる…。 (つд⊂)どうなるんだろう。 表に出していない掲示板で、ネタをテキトウに書いていたのが ちょっと心配。 この間から、au光に替えろってセールスがうるさいのだけど CGIサーバーを使う関係で替えていないのです。 でも、今使っているプロバイダーって、いつの間にかCGIサーバーも使えるって 記述が消えているのです。 それでも使えていたから古参のユーザーには特別に使えるのかなあとか思っていました。 特に使えなくなりますって、お知らせもなかったし。 使えるはずなんだけどな。 いま、通販もしていないし掲示板も長らくつかっていないので 支障があるところは特にないといえばないです。 カウンターもとくに重視していないからいいけど。 どのくらいだったかも覚えてないよ。 ゼロから作り直せって言われて出来るかどうか、不安です。 2013.12.25 Wed 00:42:32 ロボキラクリスマス 以前の無配本ロボキラクリスマス
おはようございます。 ええと……ぼくはキラ。 となりで眠っている緑の羽のコトリさんはトリィっていう名前で、ぼくたちは、いつもいっしょの仲良しなの。 トリィは、アスランがくれたコトリさんで、とってもカワイイ、オリコウさんなの。 オヤツのときも、アスランが帰って来る時間も、首かしげて鳴いて、ぼくにいろんなことを教えてくれる。 ずーっとずっといっしょだから、トリィといたら、どんなこともだいじょうぶって、そんな気持ちになるの。 だから、オヤスミのときも、オハヨウのときも、ぼくはトリィといっしょにいるのだけど、今日、ぼくはトリィより早起きをした。 こんなこと、初めてなんだけど、本当は昨日の夜おそかったから、眠くて、ふらふらで、眠くてツライ。 目が開かなくて、前が見えなくて、でも無理やりベッドから出たら、転んで頭をぶつけちゃった。 寝起きって、ちょっと苦手。 眠いせいか、ちょっとフラフラしたけど、でも、いま、がんばらなかったら、これまでがんばった意味がないから負けられない! きょうは大事な日なの。 『アスランのお誕生日』なんだもん! お誕生日には、いいものをプレゼントして、おめでとうするのが決まりなの。 だって、お誕生日なんだもん。 アスランには、ふわふわして、やわらかくて、幸せになれるものをあげたくて、ずっと探していたの。 ふわふわで、やわらかくて、あったかいもの。 それを探していたら、なんだかシナモンのお顔がうかんだ。 シナモンは、アスランがくれた大きなクマさんで、いっしょにオルスバンしてくれるイイコなの。 アスランみたいな赤いお洋服を着てないけれど、本当はクマのエリートなのかもしれない。 だって、ときどき大きくなって、イザークさんと会いにきてくれるから。 あれって実は、スーパーシナモンの特殊ニンムらしいの。 シナモンは、スーパーシナモンにモードチェンジしたらパワーアップできる。 大きくなったスーパーシナモンは、いっぱい動けて、色んなことができるの。 イザークさんが無理を言っても、とってもすばやくて、赤いマントと頭の王冠がカッコいいの。 ぼくもスーパーキラになれたら、イザークさんの部下になれるかもしれない。 もっともっと大きくなれたら、きっとスーパーになれるはず。 そのときは、アスランが着ているのと、いっしょの赤いお洋服だったらいいな。 大きくなれるシナモンが、とってもうらやましいけど、シナモンがプロフェッショナルなのは、ぼくが一番に知ってるもん。 ふわふわしていて、やわらかくて、だっこぎゅってしたら、とっても安心する。 だってシナモンの中には、アスランのふわふわがいっぱい入っているんだもん! とってもやわらかくて、あたたかい。 シナモンのことをぎゅってしたら、おひさまとクッキーの匂いがする。 まえ、いっしょにオフロしすぎてペチャンコになったシナモンのこと、アスランはおなかの中に、ふわふわをたくさんつめてなおしてくれたの。 アスランの手は魔法の手。 色んなものを作るのが、とってもじょうずなの。 アスランの手で、なでなでされると、うっとりしちゃう。 きっといっぱいなでなでされたら、ぼくもいつか、スーパーモードになれるんじゃないのかなって思うの。 スーパーモードで、オトナになって、アスランのパパになれたらいいなって、ときどき思う。 だけど……ぼくはまだ、大きくなれない。 アスランのことも、見上げないといけないし、アスランはお膝を折ってくれないといけないの。 なでなでするのって、たいへんなんだろうなって思う。 アスランはきっと、お仕事でなでなでしすぎて、たくさんお疲れなのかもしれない。 このあいだ、夜、目が覚めてしまったとき、アスランはパパさんチェアーでいねむりしてた。 その前の夜も、パパさんチェアーで眠っていたの。 おててがだらーんと椅子から落ちてて、おぼれて沈んでしまった人魚姫の王子さまみたいな、キレイだけどすごくお疲れなお顔をしてた。 アスランは、がんばりやさんなの。 いつもぼくにはやさしくて、にっこりしているけれど、こっそり絵本のかげから見るアスランは、おつかれでタイヘンそう。 だから、ぼく、すごく心配になる。 アスラン、最近は何をなでなでしてるんだろう? 心配だったから、イザークさんに相談してみたけど、イザークさんは、黙ったまま何も言ってくれないの。 イザークさんは、アスランのオトモダチで、アスランとおそろいの赤いお洋服着てる、キレイでエライヒトで、ときどきお家に来てくれる。 背が高くて、ちょっとコワくて、ぼくはしかられてばかりいるのだけど、本当はやさしい人だって、知っている。 ちょっとカルシウムがたりないだけなの。 イザークさんのカルシウムは、全部身長に使っちゃったのかも。 スーパーモードなのだと思う。 ぼくもいつか、スーパーモードになれたら、エリートでエライ人になって、イザークさんとおそろいを着たい。 だから、ミルクをいっぱい飲むの。 でも、今はまだ無理で、身長も伸びないし、わからないことでいっぱいだけど……でも、ぼくにだって、わかることがあるって、イザークさんは教えてくれた。 そう言われてみたら、ここのおうちのことと、アスランのことなら、ちょっとだけわかる。 だから、ぼくなら、アスランに必要なものを知ってるはずだって、イザークさんは言ったの。 それで、観察して、いっぱい考えて、アスランに、あげたいものが見つかった。 アスランが、あのパパさんチェアーで眠るときは、ぜったい、ふわふわが足りないと思うの。 アスランは、よくパパさんチェアーで眠っちゃうけど、でも、ぼくはまだ小さいから、眠ってるアスランのことだっこして、ベッドにつれていってあげれないの。 アスランは、ぼくのことだっこして、ベッドまでつれていってくれるんだけど、ぼくには同じことが出来ないの。 それ、前にイザークさんに言ったら困ったお顔されちゃったことなんだけど……。 そのときに、「出来ないことを、ぐだぐだ考えるな」って叱られちゃった。 出来る事をしたらいいんだって、通信機で相談にのってくれるおにぃちゃんも、言ってた。 ぼくに出来ること……。 だから、ぼく、アスランのために、ふわふわをがんばることにきめた! がんばって、アスランがバンザイしてくれる、そんなふわふわをあげるって決めたの。 そしたら、きっとアスランのこと、元気にできるはず! アスランが、ふかふかほわほわになれたら、きっと幸せになれると思うの。 それで、ちょっと迷ったけど、通信機のおにぃちゃんに、もう一度相談したの。 通信機のおにぃちゃんは、アスランとイザークさんのオトモダチで、このあいだアスランがピンチのときに助けてくれた、やさしいヒト。 アスランがお熱だしちゃったとき、助けてくれたの。 通信機でしかお話したことないけど、いっしょに色んな作戦考えてくれたり、困ったときはいつも、いろんな相談にのってくれる、たのもしいおにぃちゃんなの。 「あのね、シナモンのふわふわが欲しいの。アスランのお誕生日に、ふかふかでほわほわで、幸せなのを、あげたいの」 そう言ったら、おにぃちゃん、はじめビックリしていた。 『し、シナモンの、ふわふわ?』 シナモンって言ったとき、おにぃちゃん、なんだか声がヘンだった。 ――どうしたんだろう? でも、その後ろからイザークさんの声が混ざって、なんだか、おにぃちゃん叱られていたみたいだった。 なんだか、ドタバタいってた。 『おにぃちゃん……だいじょうぶ?』 コソコソ聞いたら、通信機の向こうからコホンって咳払いが聞こえて、イザークさんのコワイ声が返ってきたの! 『チビ、何か用があるなら、直接俺に言えばいい』 冷たい口調で言われて、イザークさんのコワイお顔が浮かんで、おにぃちゃんのくれた通信機を、落としそうになっちゃった。 おにぃちゃんの通信機は、お星さまの付いた可愛い形で、おにぃちゃんにしか通じないの。 それは、イザークさんだって知っているはずなのに。 「……ごめんなさい」 どう言っていいか分からなくてあやまったけど、イザークさんは黙ったままで、ぼくはちょっと慌てた。 でもイザークさん、本当は怒ってないって、ちゃんと知ってる。 知っているけど、ちょっとコワイ。 確かに、イザークさんから銀色の通信機を貰っているのだけど、でも――。 「でもだって、イザークさんの通信機は、ピンチのときしか使っちゃダメなんだもん」 いっしょうけんめい考えてそう言ったら、イザークさんは黙り込んだまま、おにぃちゃんに替わってくれたの。 イザークさんは何も言ってくれなかったけど、でも、通信機のおにぃちゃんは、すごく笑ってて、なんだかまたイザークさんに叱られてた。 大変そうなのに、すごくうれしそうで、うらやましかった。 きっと、通信機のおにぃちゃんは、イザークさんにしかられるのも好きなんだなって思う。 「仲良しで、いいなあ……」 ポツンとそう言ったら、もっと笑われちゃったけど、おにぃちゃんが笑うので、ぼくも笑った。 そしたら、『キラとも仲良しだろ?』って……おにぃちゃんはそう言ったの。 なんだか、ずっとまえからオトモダチみたいで、心がほかほかして、うれしくてぼくも笑っちゃった。 アスランが、おにぃちゃんたちとオトモダチで、ほんとうによかった。 オシゴト大変だけど、おにぃちゃん達となら、きっとアスランもだいじょうぶ。 イザークさんは、よくアスランのことも怒ってる。 ぼくもいっぱいしかられる。 でも、イザークさんといっしょなら、きっとアスランもだいじょうぶって思うの。 だって、イザークさんはすごいから。 「ぼくも、アスランのだいじょうぶになりたいなあ」 思わずそう言ったら、通信機のおにぃちゃんが大笑いして、 『大丈夫も何も、キラがいなきゃ、アスランは大ピンチなんだぜ』って、そう言ってくれたの。 なんだか、すごくすごくうれしかった。 いっぱいほめてもらえて、すごくくすぐったかった。 『イイコだなあ、可愛いなあ』って、通信機のおにぃちゃんは、いつもいってくれるの。 通信機のおにぃちゃんは、なでなでがじょうずそうって、ぼくは思う。 イザークさんは、あんまりなでなで上手じゃなさそうなの。 でも、イザークさんの方が、通信機のおにぃちゃんより、エライんだって。 通信機のおにぃちゃんが言っていた。 「とりあえず、明日届けるから、安心しておけばいいよ。イザークおにぃちゃんが、届けるからな……ってイテ!」 通信機の向こうは大変そうだったけど、でもイザークさんが、シナモンのふわふわを極秘ニンムで届けてくれるって約束してくれた。 これでアスランにふわふわでほわほわをプレゼントできる! って、ぼくワクワク眠れなくて。 そんなこんなで、昨日、イザークさんが来てくれたの。 そのとき、アスランはまだ帰ってなかったの。 アスランよりずっと早く、イザークさんは来てくれた。 ぼくは、ちょうどお部屋のベッドのシーツをハサミで切ろうとしてたとこで、いつの間にお部屋にいたのか、後ろからイザークさんに名前を呼ばれたとき、すごくビックリした。 「出来ることならば聞きたくないが。チビ、おまえは一体、何をしようとしている?」 コメカミを押さえたまま、イザークさんは、ぼくのシャツの襟をひっぱって空中でプラーンってした。 突然だったから、ぼくは吃驚して『いらっしゃいませ』って、出てこなかった。 「おおかた、こんなことだろうとは思って来てみたが」 コワイ声で眉を寄せたイザークさんは、絵本に出てくる雪の女王さまみたいで、ピンとした背中の後ろにびゅーって! って冷たい吹雪がみえた。 ホントは、こんなとき、ちょっとだけイザークさんがコワイ。 ハードキャンディみたいな薄い色の瞳でにらまれたら、凍っちゃいそう! 「シーツを切ってどうする」 イザークさんは、ショベルカーみたいに、ぼくをベッドの上に降ろしてくれた。 「何がしたいのか、ちゃんとわかるように言ってみろ」 ぼくは、ペタンてすわったまま、イザークさんを見上げた。 冷たい声で言われて、ぼくはプルプルしていた。 「だって……だって、ぼく、おつかれのアスランに、ふわふわでほわほわなマクラを作ってあげるって決めたの」 そういって、手に持ってたハサミと接着剤を見せたら、イザークさん、どこかがイタイみたいなお顔して額をおさえると、ポッケからぼくとおそろいの銀の通信機を取り出して『はじめろ』って、短く言ったの。 なんだか疲れたみたいな、コワイ声をしていた。 「イザークさん?」 心配になってお名前呼んだけど、にゅっと手が伸びて着て、ぼくは、イザークさんにもう一度吊るされて、お部屋の壁と机の間に連れて行かれて、うごけなくなっちゃった。 「イザークさん?」 お名前呼んだけど、壁みたいに動いてくれなくて。 後ろでバタバタいろんな音がしてるから、振り向こうとしたのだけど、イザークさんの大きな手で目隠しされちゃって何も見えないの。 それから、静かになって、イザークさんに目隠しとってもらったら、お部屋のまんなかで、赤いマントの大きなクマさんが両手を広げていたの! うわぁぁぁぁ! 「シナモン!」 うれしくなって抱きついたら、ぎゅーってだっこされて、高くあげたままくるくるまわされて、ぼくはポン!って放り投げられて、キャッチされて、すごくうれしくなっちゃった。 ぼくも、これ、アスランにしてあげられたらいいのになあ……。 だっこして、くるくる! 「シナモン、あいたかった!」 ぎゅって抱きついたら、同じだけだっこされて、ふわふわした! だって、シナモンはいつも、ふかふかで、ほわほわ。 きっと幸せが詰まっている。 シナモンも、ぎゅーって抱っこして、何度もくるくるしてくれたの。 「おまえら、さっさとしろ! もうじきアスランのヤツが帰ってくるぞ!」 イライラした声のイザークさんが低い声で言うと、シナモンの肩がビクンてした。 シナモンよりも、イザークさんの方がいつも強いの。 それで、腕を組んだイザークさんの監視のもと、ぼくとシナモンはがんばって、アスランのふかふかマクラを作ったの。 「シナモンのくれた、ふわふわたくさん入れたから、きっとアスランもほわほわになるね」 ナイショでコソコソってシナモンに言ったら、シナモンは、ガッツポーズしてみせてくれたの。 それで、シナモン、マクラの中にふわふわをたくさん入れてくれてポンポンで、ぼく、がんばってチクチク針でぬったの。 すっごくたいへんだったけど、みんないっしょで楽しかった。 それで、出来上がったころにアスランが帰ってきて、ぼくは、あわててシーツの下にマクラを隠した。 「おかえりなさい」 帰ってきたアスランにぎゅってして、ちゅってしたら、アスラン、なんだかイザークさんとシナモンを見て、ちょっと吃驚していた。 「あそんでもらったの」 えへへってシナモンに抱きついたら、アスランが「こっちにおいで」って手を伸ばしてくれたから、ぼくはもういちど走って行って、アスランの腕におでこをピトってくっつけた。 おうちに帰るといつも、アスランは、ぎゅってしてくれる。 だいじだよーって、そんなお顔でみてくれる。 どんなに遅くなっても、疲れていても。 ずっとずっと一緒だよって、ちゅってしてくれる。 でも、きょうも時計は、十時をすぎていた。 ぼくが、遊んでいたら、アスランは眠れない。 イザークさんは帰れない。 「ぼく、もうおそいから、ねるね? あすらん、あのね。あしたの朝はぼくが起こしてあげるから、ゆっくり眠ってていいよ!」 そういって手を伸ばしてホッペにちゅってしたら、アスラン、やさしいお顔して笑った。 何も知らない、まだ吃驚していないお顔をしていた。 だから、ぼくもうれしくなって笑ったの。 きっと、吃驚させて、喜んでもらえるって思って、計画通りって、シナモンを見たら、シナモンは深くうなづいてくれたの。 P作戦は、もう発動中。 「イザークさん、シナモン。ありがとう。またあしたね」 アスランとイザークさんとシナモンに手をふって、お部屋から出てもらってドアをパタンと背中で閉めた。 いつもなら、眠っている時間だから、アスランもそれ以上何も言わなかったの。 何度も、大丈夫? ってきいてくれたけど、おつかれなのは、アスランのほう。 それから、プレゼントのマクラにリボンとお花をつけて、ぎゅってだっこしてベッドに入ったの。 P作戦は、朝いちばんにプレゼントを届けるのが重要なの。 ちゃんとシナモンとイザークさんとで、作戦会議して決めた。 それで今朝は、トリィよりも早く起きたの。 ドキドキして眠れなかったから、ちょっとねぼうしちゃったけど、ぼくは目をこすりながらプレゼントのマクラをだっこして、アスランのお部屋に潜入したの。 ラベンダーのいい匂いのするほわほわでふわふわのマクラはポンポンで気持ちよかったけど、緊張して手がふるえちゃった。 お部屋はとっても静かで、何も音がしなくて、アスランも、まだ眠ってた。 絵本の眠り姫さんみたいに、アスランはいつもキレイなお顔をして眠っている。 いっこだけオトナになったアスランは、パパさんチェアーじゃなくて、ちゃんとベッドにいた。 「アスラン、おはよ。おたんじょうび、おめでと」 小さい声で言って、ちゅってして、白いホッペの横にマクラを置いた。 「アス、ラン」 名前を呼んでもおきなくて、ぼくはちょっとホッとした。 マクラごしにせのびして、眠っているアスランの白いホッペをそっとなでたら、ぼくは、なんだかすごく胸がギュってした。 だいすきで、目の前にいてくれてうれしくて、泣きそうになっていた。 「アスラン、おはよ……おめでと――よかった」 何がよかったのかわからないけれど、いてくれて、そばにいられてうれしくて、ぼくは泣いていた。 なんだか、たくさん、ありがとうって言いたくなって、困った。 アスランのベッド、ふわふわあったかくて、気持ちよくて。 ぼく、離れたくなくて、毛布からはみ出たアスランの肩にピトっておでこをくっつけたの。 「アスラン……おはよ、おめでと」 言葉にすると、胸がいっぱいになって、立っていられなくなる。 まぶたが重くて、目を開けるのがツライけど、アスランがいるからいいの。 ぜんぜん寒いなんて思わなかったのに、ぼくは、冷たくなってたみたい。 手とか肩とか、あすらんとくっついたところから、ほわわってあったかくなるのがわかった。 なんだかはなれられなくなっちゃって、アスランのベッドに、ぱふってぼくは倒れこんでいた。 ついてきてくれたトリィも、マクラの横で羽をたたんで眠っちゃった。 「ん……キラ?」 アスランを起こしちゃったのか、眠そうな声がした。 かすれたアスランの声は、なんだか笑っていて、なんだか夢の中にいるみたい。 うっすらエメラルドの瞳が見えたけど、眠そうにまた閉じていて、ずり落ちそうなぼくのこと、だっこぎゅーってしてベッドにあげてくれて、ぬいぐるみみたいに抱きしめてくれたの。 すごく、あったかい。 アスランも、ねむったまま唇が笑ってた。 それからそのままコトンて、眠っちゃったの。 抱きしめられた腕の中、すごくあったかくてふわふわだった。 本当はアスランのこと、起こしてあげるつもりだったのに、きもちよくて、眠くて、あったかくて、ふわふわしあわせで…… ぼくも眠くなっちゃった。 アスランにぎゅってされたら、ぼくもほわほわでふわふわになれそうな気がするの。 だって、アスランの手は魔法の手で、ぎゅっとしてもらったところから、きっとぼくは色んな事が出来るようになれるはず。 アスランが幸せになりますように。 アスランのお願いが、みんなかないますように。 アスランが気持ちよく眠れますように。 なんどもアスランの腕の中でそうお祈りした それで、しあわせだった。 ぼくは、なにもいらないの。 ただアスランにであえて、ぼくはしあわせです。 「だいすき……ありがとう」 オデコをアスランの胸に、くっつけていたら、アスランのこと、みんなわかる気がする。 トクン……トクンってアスランの音がして、だんだん眠くなって行く。 ずっとこうしていたいなって思って……それから、後のことはおぼえてない。 こうして、このままぼくは、アスランのほわほわでふわふわになれるのかな……って、ただそれだけ。 -------------------------------- クリスマス無配本。 この翌日にキラが大人化して、アスランとイザークがオロオロする話を 天使光臨編で書いていますが、途中のまま数年放置。 今回、猫キラでラクスに会うクリスマスを書きかけたけど、終わらないのでこっちをアップしとく。 色々思いつくのに、手がすすまないよ。どうしよう。 話的には、こうなったら面白いのにとか思うのに、それがアスランと結びつかないことがある。 「アスランはこんなことしない」「こんなこと言わない」みたいなのっていうのが 強くありすぎる。 なんでなんだろう。 2013.09.21 Sat 00:00:24 生きています |